拡張現実感(Augmented Reality:AR)

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そのうち書こうかなぁと思ったんだけど、修論が忙しくて忘れてた。

ARToolKitで初音ミクも『ウッーウッーウマウマ(゚∀゚) 』(ニコニコ動画版)

まるで画面から飛び出てきたみたいだ。

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自分の専門分野外なのでARについては
『攻殻機動隊』『電脳メガネ』どころではない拡張現実感技術の現在
という記事で初めて知った。
んで、自分が思っている以上にすごいことになってるんだなぁと感動した。

そもそもARとは今自分たちが今居る3次元空間上に様々なデジタル情報を上乗せしようと言う技術のことらしい。だから上のビデオはあくまでも踊る3Dの初音ミクというデジタル情報を上乗せした結果。もちろん本当に画面から初音ミクが飛び出た訳ではない。

なんであんなにリアリティを感じるのかというと、カメラの動きに合わせて初音ミクがちゃんと動いているからだろう。カメラを近づければ大きく映るし、遠ざければ小さく映る。右側に動かせば右側が映る。だから実態がそこにあるかのような感じがする。
このように違和感なく3Dのモデルを現実の 3次元空間上に上乗せする場合、カメラ(視点)から3Dモデルを描写させる場所までの座標情報がどうしても必要になる。この座標情報を取得するお手伝いをしているのがさっきのビデオの場合だと、白黒の土台部分。この部分が映ってないと3Dモデルの描写も行えないので、残念ながらニコニコ動画のコメントによくある"下から"という要望にはどうしても応えることが出来ない。ちなみに、このように目印となるものを用意することでARを実現する手法をマーカー系ARというみたいだ。

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で、リンク先を読んで何に感動したかというと下のビデオ。

なんとマーカーなしで、3Dモデルを描写している。実際の映像から座標を計算しているらしい。
もっとすごいのはこんなすごいことをしているにも関わらず、その辺のノートPCでもリアルタイム演算可能という点だ。
オレは映画ターミネーターでターミネーター側の視点での描写を思い出した。意外と近いうちに20世紀中にSFと思っていた技術の一つが実現するかもしれない。

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追記
「攻殻機動隊」「電脳コイル」の世界を実現! - ARToolKitを使った拡張現実感プログラミング
を見ていて再びシェーダ系プログラミングに興味が湧いてきた。

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このページは、Lyoが2008年2月13日 20:42に書いたブログ記事です。

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