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表紙には血みどろのガチムチ全裸男
ページ一枚捲ればモツチラ状態の藤木のショット
これで購入をためらうようでは読者は務まらぬとの若先生の腹積もりである
幽鬼の如く表情を浮かべレジへと赴き持っていたシグルイをレジへ一閃
女店員「ホォオ・・・」 店員の目は明らかに不審者を見るそれであったが男は無視した
正気にて購入はならず 書店購入は死狂いなり (ニコニコ大百科: 「シグルイ」について語るスレ#8)
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と一部で評されるシグルイだが、非常に面白かった。表紙に負けずに書店購入することをお勧めする。
原作者が残酷好きと1巻目で断っているように、本作は決して救われる話ではない。しかし最近私が買った漫画の中ではかなり面白い部類に入る。ラストがぶっ飛んでいたからだろうか。今まで買ってきた漫画は作者の話をそのまま鵜呑みにする傾向があったが、この漫画は何故あのような結末になったか、読者に考えさせる。その点が面白い。
伊良子仕置きの際、怪物が2匹生まれた、いや1匹かという描写があったので元々三重はこうなることを望んでいたのかとも思ったが、貝殻の描写からしてそうではなさそうだ。やはり鼻血を垂らす傀儡、延いては武家社会に絶望したのだろう。武を重んじる藤木にとってはやはり酷な話である。
まぁ、藤木よりも山崎九朗右衛門派なんですけどね、私は。