電源がお亡くなりになる。

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10日ほど前、突如PCの電源がつかなくなった。電源ボタン押してもBIOSの起動音はおろか、電源のファンすら回らず。これには流石にお手上げ。ハードウェア的な故障っぽいが、原因が電源かマザーボードなのかも分かっていない状況だったので、まずは原因の切り分けからだ。
電源が単体でテストできれば、他のPCをバラすことなく楽に原因が分かりそうなので電源の単体起動を試みる。どうもネットで調べてみると緑線と黒線をショートさせれば単体でも動くみたいだが、抵抗無しでこれをやるのは少し怖い。下手すると電源にトドメを指しかねないので、無難に電源テスターを買うことにした。また役に立つことがあるかもしれないし。

というわけで灼熱の秋葉原へ。無風だったのでこの日はしんどかった・・・。
2011_s_akiba.jpg

購入したのはScytheの「Power Supply Tester 3」
とりあえず昔買った電源で試してみる。
atx_tester_0.jpg

こんな感じで各端子の出力も見れる。
atx_tester_1.jpg

そして問題の電源に繋ぎ替えてみる。
atx_tester_2.jpg
ウソみたいだろ。死んでるんだぜ。これで・・・
たいしたキズもないのに、ただ、ちょっと打ちどころが悪かっただけで・・・
もう動かないんだぜ。な。ウソみたいだろ。

そんなわけで翌日に電源を買い換えた。買ったのは絢風-AYAKAZE- 300W。電源コーナーに行くと最近はGoldばっかりでビビる。

早速起動。BIOS起動まではいけたが、windowsがbootしない。電源と同時にストレージまで逝ってしまったのだろうか。

どーせ配線繋ぎ替えまくっているので、この際、ストレージも買い換えることにした。
買ったのはIntel SSD 510シリーズ+データ領域用にHGSTの0S03224。マザーボードがSATA2.0までしか対応してないので、正直510シリーズはオーバースペックである。当初は廉価な320シリーズにしようと思ったのだが、8MB病なる奇病が流行っているようなので止めておいた。OSがbootしない深い悲しみはもう背負いたくない。(でもそろそろ対応ファームが出そうなのでこれから買うなら320もアリかも→インテル、SSD 320 の「8MB病」を改善する新ファームウェア提供へ )

早速この構成でOSをSSDに入れようと思ったらCDドライブからもブートしないという事態に...。試行錯誤の結果、どうもメモリの不調によるものだった。メモリを挿し替え+CMOSクリアで現象クリア。でも挿す箇所を変えただけで、結局同じメモリを使用してうまくいっているのが気になる。memtestは一応通ってはいるのだが・・・。砂上の楼閣にOSをまた入れてしまっているのかもしれん。まぁ、前のストレージが生きていたので良しとしよう。

以下、旧環境からのお引っ越し手順メモ。

キーボードをAXキーボード化。

・インストーラー不要なアプリをCドライブのprogram files(x86)にもってくる。
・インストーラーが必要なものをこつこつ入れてがんばる。
(シリアルナンバーを忘れたATOKが一番厄介だった。結局旧システムの方からブート→ATOKパレットのヘルプ→バージョン情報でシリアルナンバーを確認。HDDが吹っ飛んでいなくて本当によかった。なお、ATOKパレットが出ていない場合はスタートメニュー内のATOKからパレット表示ツールを選べば出てくるようになる。)

特にめんどいのが今までいろいろ使ってきたブラウザやメーラー関連。
ramdiskをキャッシュ先に使ってきたからまずはramdiskを先に作る。

・Dataram RAMDisk
512Mで作成。NTFSで再フォーマット後、Rドライブに固定し、中にtempとfirefox,chromeフォルダを作成して
イメージ保存。SSDを保存したRAMDisk.imgのプロパティ→詳細設定で内容圧縮。
サイズは1/1000程になる。さすが初期ドライブ。驚きのエントロピーの低さ。
起動時にこの圧縮したイメージファイルを読み込むようにする。

起動してRドライブが自動でできるようになったのを確認したら環境変数TEMPなどを悉くR:\tempに向けさせる。

・chrome移行
C:\Users\[USER_NAME]\AppData\Local\Google\Chrome
のUser Dataを旧環境からごっそり持ってくる。ショートカットに--disk-cache-dir="R:\chrome"を指定

・firefox移行
C:\Users\[USER_NAME]\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profilesに
今まで使ってきたプロファイルフォルダを移動。一個上のフォルダに移動してprofiles.iniのPath=Profiles/XXXXXXXX.default
の部分を持ってきたプロファイルフォルダ名に書き換え。
アドレスバーにabout:configと入力し、browser.cache.disk.parent_directoryを検索。なければ作成し、値をE:\firefoxにした。

・thunderbirdの移行
昔からCドライブ以外の場所にメールデータを退避させていたので、まずはそれを新PCに持ってきた。後はfirefox同様、C:\Users\[USER_NAME]\AppData\Roaming\Thunderbirdのprofiles.iniを以下のように編集。
Cドライブ以外の場所を絶対パス指定するので、IsRelativeを0に、
Path=プロファイルフォルダへのパス/XXXXXXXX.defaultに指定

これでようやく電源が壊れる前の状態にまでほぼ戻せた。


・新PCの使用感
アプリ上をSSDに置くと起動が速い。MacBookAirを買う前だったらこの感動はさらに強いものだっただろう。ただ、OSの起動自体はあまり速くなってないように思う。ログインしてからスタートアップアプリがすべて立ち上がるまでは明らかに速くはなったが・・・。
HDDのcoolspin機能がすごい。この機能と電源のおかげでアイドル時には消費電力30Wを切っている。
ただし、シャットダウンするときに毎回HDDが通常回転数に戻そうとするのは何とかならんものか・・・。たぶんシャットダウンに関しては逆に遅くなったと思う。

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このページは、Lyoが2011年8月17日 23:40に書いたブログ記事です。

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